マイプロテインでミルクティー味を買おうと商品ページを開いたら、「ミルクティー」「黒糖ミルクティー」「桜ミルクティー」「リッチ ミルクティー」と似た名前が並んでいて、どれを選べばいいのか分からなくなった。売り場でもよく聞く迷いです。
先に結論をお伝えします。マイプロテインのミルクティー系は、フレーバー名で見ると3種類、製品ラインまで含めると3系統に分かれます。そしてこの3つは原材料の構成からして別物です。通常のミルクティーだけが紅茶エキスを6%配合していて、黒糖ミルクティーの原材料表示には紅茶エキスの記載がなく、代わりに「カフェインを含む」香料とリンゴ抽出物が入っています。同じ「ミルクティー」という名前でも、中身の設計が違うわけです。
この記事では、マイプロテイン公式サイトに表示されている原材料・栄養成分・価格をそのまま並べて、3つのミルクティーの違いを数字で整理します。1食あたりのたんぱく質量、内容量ごとの1食単価、WPCとWPIとで何が変わるのか、そして「まずい」という感想が出やすい理由まで、買う前に知っておきたい判断材料をひととおり揃えました。
・ミルクティー/黒糖ミルクティー/桜ミルクティーの原材料と栄養成分の違い
・WPC・WPI・国内製造版で1食あたりのたんぱく質と脂質がどう変わるか
・内容量ごとの1食単価(公式価格から算出した独自データ)
・公式が指定している水の量・シェイク時間と、味が崩れる原因
マイプロテインのミルクティーは3種類ある|まず自分が探しているのはどれか

マイプロテイン公式サイトのImpact ホエイ プロテインには40種類以上のフレーバーがありますが、そのうち「ミルクティー」と名のつくものは3つです。さらに製品ラインが3系統あるため、組み合わせで迷いやすくなっています。最初にこの地図を頭に入れておくと、商品ページで迷子になりません。
ミルクティー・黒糖ミルクティー・桜ミルクティーは名前が似ていて中身は別物
Impact ホエイ プロテイン(WPC)のフレーバー一覧に載っているミルクティー系は、「ミルクティー」「黒糖ミルクティー」「桜ミルクティー」の3つです。この3つは味の方向性が違うだけでなく、原材料表示そのものが違います。
通常のミルクティーは、ホエイプロテインコンセントレート(乳成分)94%に紅茶エキスを6%加えた構成。黒糖ミルクティーはホエイプロテインコンセントレート90%に、香料(カフェインを含む)とリンゴ抽出物を組み合わせた構成です。桜ミルクティーは春の限定フレーバーとして公式サイトの桜シリーズに並ぶもので、1食30gあたり112kcal・たんぱく質21gと、黒糖ミルクティーに近い数値になっています。
使い分けの目安としては、紅茶そのものの香りを求めるなら通常のミルクティー、タピオカドリンクのような黒糖の甘さを求めるなら黒糖ミルクティーです。注意点は、桜ミルクティーが季節ものである点。公式サイトのフレーバー一覧に載っている時期でも在庫は動きますし、通年で同じものを買い続けたい人には向きません。定番として続けるなら、通年で並んでいる通常のミルクティーか黒糖ミルクティーを選ぶほうが計算が立ちます。
同じ「ミルクティー」でもWPC・WPI・国内製造の3ラインに分かれる
フレーバー名が同じでも、製品ラインが違えば栄養成分も価格もまったく変わります。マイプロテインでミルクティー系が選べるのは、Impact ホエイ プロテイン(WPC)、Impact ホエイ アイソレート(WPI)、Impact ホエイ プロテイン(国内製造) の3ラインです。
数字で見ると差は明確です。WPCの通常ミルクティーは1食28gあたりたんぱく質20g・脂質1.7g。WPIはノンフレーバー基準で1食30gあたりたんぱく質25g・脂質0g。国内製造版のリッチ ミルクティーは1食30gあたりたんぱく質20.6g・脂質1.9gで、BCAAが4986mgと明記されています。同じ「ミルクティー」を名乗っていても、たんぱく質量で5g近い開きがあるわけです。
マイプロテイン公式サイトはWPCとWPIの違いについて、WPCは「たんぱく質含有率が約80%で、乳糖や脂質が一定量残る」、WPIは「さらにろ過やイオン交換を経て製造しているためたんぱく質が90%以上、乳糖・脂質が極限まで除去される」と説明しています。落とし穴は価格差です。WPIのミルクティーは通常価格11,450円(1KG・33食分)で、WPCの黒糖ミルクティー1KG(33食分)の通常価格7,975円と比べると、同じ食数でも支払う金額の桁が変わります。
WPC=ホエイプロテインコンセントレート。マイプロテイン公式の説明では、たんぱく質含有率が約80%で、乳糖や脂質が一定量残るタイプ。WPI=ホエイプロテインアイソレート。WPCからさらにろ過やイオン交換を経て製造され、たんぱく質90%以上、乳糖・脂質が極限まで除去されたタイプ。Impact ホエイ プロテインはWPC製法です。
買う前に確認するのは「フレーバー名+製品ライン+内容量」の3点
商品ページで確認すべき順番は、フレーバー名、製品ライン、内容量の3点です。この順で確認すれば、届いてから「思っていたものと違う」となる事故はほぼ防げます。
理由は、マイプロテインの商品ページが1つのURLの中で内容量とフレーバーを切り替える構造になっているからです。同じページで250Gから2.61kgまで選べるうえ、フレーバーによって選べる内容量が違います。たとえば通常のミルクティーは840g(30食分)と2.5KG(83食分)の2択ですが、黒糖ミルクティーは250G(8食分)・1KG(33食分)・2.61kg(90食分)の3択です。お試しで少量から始めたい人が通常のミルクティーを探しても、小容量が用意されていません。
ここで気をつけたいのが「1袋のグラム数」と「食数」がセットで表示されている点です。マイプロテインは1食あたりのグラム数がフレーバーによって違うため、袋の重さだけを見比べても比較になりません。実際、通常のミルクティーは1食28g、黒糖ミルクティーと桜ミルクティーは1食30gと設定が違います。比べるときは必ず食数のほうを見てください。
紅茶エキス6%が入っているのはどれ?原材料表示で分かる味の正体
味の口コミは人によって割れますが、原材料表示は割れません。マイプロテイン公式サイトの各フレーバーページには原材料が載っているので、そこを読むと「なぜこの味なのか」が構造的に理解できます。ここが選び分けのいちばん確実な手がかりです。
通常のミルクティーだけが紅茶エキスを6%配合している
通常のミルクティーの原材料表示は「ホエイプロテインコンセントレート(乳成分)(94%)(乳化剤(大豆レシチン、ひまわりレシチン)含む)、紅茶エキス(6%)、甘味料(スクラロース)、香料」です。紅茶エキスが配合量つきで明記されているのは、ミルクティー系のなかでこの通常フレーバーだけです。
この6%という数字が意味を持つのは、香料だけで紅茶らしさを作っているのではなく、紅茶の抽出物そのものが入っているからです。紅茶エキスには茶葉由来の渋み成分も含まれるため、甘さ一辺倒ではない味の輪郭が出ます。マイプロテイン公式の商品説明にも「ベジタリアン対応」と記載があり、原材料の構成がシンプルにまとまっているのが特徴です。
使いどころとしては、甘ったるいプロテインが苦手な人、紅茶飲料の代わりとしてたんぱく質を足したい人に向きます。逆に注意点は、紅茶エキスが入っているぶん、水の量を増やしすぎると甘さより渋みのほうが前に出やすいこと。これは後の見出しで詳しく扱います。
黒糖ミルクティーの原材料には紅茶エキスの表示がない
黒糖ミルクティーの原材料表示は「ホエイプロテインコンセントレート(乳成分)(90%)(乳化剤(大豆レシチン、ヒマワリレシチン)を含む)、香料(カフェインを含む)、リンゴ抽出物、甘味料(スクラロース)」です。紅茶エキスという記載はありません。
ホエイプロテインコンセントレートの配合量も、通常のミルクティーの94%に対して黒糖ミルクティーは90%と差があります。この4ポイントぶんに、香料やリンゴ抽出物などの風味成分が入っている計算です。栄養成分にも差が出ていて、100gあたりのたんぱく質は通常のミルクティーが71g、黒糖ミルクティーが69gと、通常フレーバーのほうがわずかに高くなっています。
味の設計としては、黒糖ミルクティーは「タピオカドリンクの黒糖ミルクティー」に寄せた方向。紅茶の渋みより黒糖のコクを主役にしています。デメリットは、甘さの主張が強いぶん、毎日1〜2杯を長期間続けると飽きやすいという声が出やすい点です。1袋が大きいほどこのリスクは効いてくるので、初めてなら250G(8食分)から試せる黒糖ミルクティーのほうが小さく始められます。
「カフェインを含む」と原材料に書かれているのは黒糖ミルクティーのほう
意外に思われるかもしれませんが、原材料表示に「カフェインを含む」とはっきり書かれているのは、紅茶エキス入りの通常ミルクティーではなく黒糖ミルクティーのほうです。黒糖ミルクティーの原材料は「香料(カフェインを含む)」と表示されています。
この情報が重要なのは、プロテインを飲むタイミングが夜になりがちな人がいるからです。仕事終わりにジムへ行き、帰宅後にシェイクを1杯という流れは珍しくありません。カフェインの感じ方には個人差が大きく、量も公式に開示されていないため断定はできませんが、就寝前の1杯で気になる人は原材料表示を確認したうえで判断するのが確実です。
実際の使い分けとしては、夜に飲む頻度が高い人は原材料表示を必ず読んでから選ぶ、日中しか飲まない人は気にしなくてよい、という切り分けで十分でしょう。なお、カフェインの摂取が体調に影響していると感じる場合は、自己判断で対処せず医師や薬剤師に相談してください。
失敗パターン①:ノンフレーバーの数値だけ見て買って「思ったより低い」となる
いちばん多い読み違えが、商品ページのトップに出ている栄養成分をフレーバー共通の数値だと思い込むケースです。Impact ホエイ プロテインの製品説明には「1食(30g)あたり たんぱく質23g・脂質1.9g・炭水化物1.8g・114kcal」と書かれていますが、これはノンフレーバーの数値です。
原因は、公式サイトが製品グループ全体の代表値としてノンフレーバーの成分を先に見せる構造になっていることにあります。実際にミルクティーを選ぶと、1食28gあたり106kcal・たんぱく質20g・脂質1.7g・炭水化物2.6g。ノンフレーバーの23gと比べると、1食あたり3gの差が出ます。フレーバーを付けるぶん、たんぱく質の比率はどうしても下がります。
対策はシンプルで、フレーバーを選んだ状態で「栄養成分」のアコーディオンを開き直すことです。マイプロテインのフレーバー別ページには「栄養成分情報は◯◯フレーバーに基づいています」という注記が付いているので、その表示が自分の選んだフレーバー名になっているかを確認してください。Impact ホエイ アイソレートの栄養成分表示も同様にノンフレーバー基準で、公式サイトに「フレーバーにより異なる場合があります」と明記されています。
商品ページ冒頭の栄養成分はノンフレーバー基準で表示されていることがあります。フレーバーを選んでから栄養成分欄を開き直し、「◯◯フレーバーに基づいています」の注記が自分の選んだフレーバー名になっているかを確認してください。1食あたりのグラム数もフレーバーで違います(通常のミルクティーは28g、黒糖・桜は30g)。
1食あたりのたんぱく質は20〜21g|3フレーバーの栄養成分を並べて比較

ここまでの情報を1枚の表に落とし込みます。マイプロテイン公式サイトのフレーバー別ページに表示されている値をそのまま並べたものです。数字を横に並べると、フレーバー選びが「好み」だけの話ではないことが見えてきます。
通常ミルクティーは1食28g、黒糖と桜は1食30g|同じ土俵で比べる
まず押さえたいのが、1食あたりのグラム数が揃っていないことです。通常のミルクティーは1食28g、黒糖ミルクティーと桜ミルクティーは1食30g。この差を無視して「1食あたりのたんぱく質」だけを比べると、通常のミルクティーが不利に見えてしまいます。
| 項目 | ミルクティー(WPC) | 黒糖ミルクティー(WPC) | 桜ミルクティー(WPC) |
|---|---|---|---|
| 1食分 | 28g | 30g | 30g |
| 1食あたりたんぱく質 | 20g | 21g | 21g |
| 1食あたりエネルギー | 106kcal | 110kcal | 112kcal |
| 1食あたり脂質 | 1.7g | 1.7g | 1.7g |
| 1食あたり糖類 | 1.4g | 1.5g | 1.6g |
| 100gあたりたんぱく質 | 71g | 69g | 71g |
| 紅茶エキスの表示 | 6%配合と明記 | 表示なし | 表示なし |

比較すると、脂質はどれも1食あたり1.7gで横並び。差が出るのは糖類とエネルギーで、通常のミルクティーがいちばん低い値です。ダイエット中で1kcalでも削りたい、という段階の人には通常フレーバーが向きます。ただし、この差は1杯で数kcalの世界です。味の好みを我慢してまで追う差ではない、というのが正直なところです。
100gあたりで見ると、粉としての濃さの順位が入れ替わる
1食あたりの数字はグラム数の設定に左右されるので、粉そのものの濃さを比べたいときは100gあたりで見るのが正確です。100gあたりのたんぱく質は、通常のミルクティーと桜ミルクティーがともに71g、黒糖ミルクティーが69gとなっています。
この順位は原材料の配合量とも整合します。ホエイプロテインコンセントレートの配合量が通常のミルクティーは94%、黒糖ミルクティーは90%。風味成分の比率が高いぶん、粉としてのたんぱく質濃度がわずかに下がる、という素直な関係です。エネルギーも100gあたりで通常のミルクティーが379kcal、黒糖ミルクティーが365kcal、桜ミルクティーが375kcalと近い水準に収まります。
使いどころは、シェイク以外の用途です。オートミールやヨーグルトに粉のまま混ぜる、プロテインパンケーキに使うといった場合、投入量は「1食◯g」ではなく「大さじ◯杯」になりがちなので、100gあたりの数字のほうが実感に近くなります。注意点として、加熱調理ではたんぱく質量そのものは変わりませんが、溶け方や食感は変わります。焼き菓子に使うなら、まず少量で試してから量を増やしてください。
アイソレートにすると脂質は0gまで落ちる
脂質をとことん削りたい人には、Impact ホエイ アイソレートのミルクティーという選択肢があります。公式サイトのノンフレーバー基準の栄養成分表示では、1食30gあたり108kcal・たんぱく質25g・脂質0g・炭水化物1.1g・糖類0.5g。WPCの1食1.7gという脂質が、表示上0gになります。
この差が生まれる理由は製法です。公式説明のとおり、WPIはWPCをさらにろ過・イオン交換して乳糖と脂質を取り除いています。100gあたりのたんぱく質も、WPCの71gに対してWPIは83gと明確に上です。減量期の終盤で脂質の枠がほとんど残っていない人、乳糖でお腹がゆるくなりやすい人には、この構成が効いてきます。
デメリットは価格です。Impact ホエイ アイソレートのミルクティーは1KG(33食分)で通常価格11,450円。同じ33食分のWPC黒糖ミルクティー1KGが通常価格7,975円ですから、同じ食数を得るのに支払う金額はかなり違います。また、アイソレートの栄養成分表示はノンフレーバー基準であり、公式サイトも「フレーバーにより異なる場合があります」と注記しています。ミルクティーフレーバーを選んだ場合の実際の値は、購入時に商品ラベルで確認してください。
水と牛乳どっちで割る?公式が指定する250mlと15〜20秒
味の評価が割れる最大の原因は、実は割り方です。マイプロテインは公式サイトに具体的な分量とシェイク時間を書いているので、まずはそのとおりに作ってから調整するのが遠回りに見えて最短です。
公式の指定は「28gを250mlの水または牛乳」
Impact ホエイ プロテインのミルクティーフレーバーのページには、使用方法として「28g(約1スクープ)を250mlの水または牛乳に溶かし、運動の30分前および/または運動後にお召し上がりください」と記載されています。あわせて「お好みに応じて水の量を調整し、風味や甘さの強さを変えることができます」とも書かれています。
この250mlという数字が基準として優秀なのは、粉28gに対して濃すぎず薄すぎない比率だからです。水を減らすとドロッとした口当たりになり、増やすとサラッとします。公式は摂取タイミングの目安として「運動後30〜60分以内(ゴールデンタイム)」「朝食時、間食などのタンパク質補給」を挙げ、摂取回数は「1日1〜3回の摂取が一般的」としています。
使い分けの目安は明快です。公式サイトのおすすめの割り方では、水割りは「すっきりした味わい」、牛乳割りは「クリーミーで濃厚な味わい」、豆乳割りは「ソイとホエイのダブルたんぱく質」と説明されています。注意点は計量です。公式ページには「粉末は時間の経過とともに沈殿するため、正確な計量にはスケールの使用をお勧めします」という記載があり、スプーン計量には誤差が出ることをメーカー自身が認めています。

マイプロテインの袋を開けて、まず手が止まるのが「粉は何杯? 水はどれくらい?」という一点です。付属のスクープは思ったより大きく、袋の裏の表記は製品ごとに違い、ネ…
液体が先、シェイクは15〜20秒
ダマになる、粉が容器の底に残る、という悩みは順番と時間で大きく減ります。マイプロテイン公式サイトには「スプーン約1杯を250mlの水または牛乳に入れ、シェイカーで約15〜20秒混ぜてお召し上がりください」と、時間まで具体的に書かれています。
順番として液体を先に入れるのが効くのは、粉を先に入れると底で固まりになり、そこに水が触れても表面だけが溶けて内側が粉のまま残るからです。液体を先に入れておけば、落ちてきた粉が全方向から水に触れるので、同じ15〜20秒でも溶け残りが減ります。
ミルクティーは口コミでも溶けやすさの評価が割れやすいフレーバーです。飲み口がサラッとしていて飲みやすいという声がある一方、ダマになりやすいと感じる人もいます。この差はシェイカーの形状と振り方の差である場合が多いので、まずは公式の15〜20秒を守ってみてください。それでも残るときは、シェイカーのメッシュボールやスプリングを追加すると改善します。

プロテインを買ったのにシェイカーが手元にない。あるいは、シェイカーを洗うのが面倒で飲む習慣が止まってしまった。この2つは、プロテインを始めた人がつまずく場所とし…
牛乳割りは味が良くなるがカロリーが上乗せされる
ミルクティーという名前どおり、牛乳で割ると完成度が上がるフレーバーです。ただし数字の面では、牛乳のぶんのエネルギー・脂質・糖質がそのまま加算されます。プロテイン単体で1食106kcalでも、牛乳で割れば飲み物としての総カロリーは変わります。
この点が効いてくるのは減量期です。1日の摂取カロリーを管理している人が、プロテインの1食106kcalだけを計算に入れて牛乳のぶんを忘れると、積み上がった差が体重の停滞として出てきます。逆に増量期で摂取カロリーを稼ぎたい人には、牛乳割りは効率のよい方法です。
使い分けの提案としては、減量期は水割り、増量期や間食代わりのときは牛乳割り、腹持ちを重視するなら豆乳割り。マイプロテイン公式も豆乳割りを「ソイとホエイのダブルたんぱく質」として挙げています。注意点は、牛乳や豆乳で割ったぶんの栄養価はパッケージの栄養成分表示には含まれないこと。記録アプリを使っているなら、割り材のぶんは別に登録してください。
失敗パターン②:付属スプーンで測って食数が合わなくなる
「1kgで33食分と書いてあったのに、20回ちょっとで空になった」という相談は定番です。原因のほとんどは計量の誤差にあります。
マイプロテインの1食分はグラムで定義されていて、通常のミルクティーなら28g、黒糖ミルクティーなら30gです。ところが付属スプーンは山盛りにするか、すり切りにするかで入る量が変わります。さらに公式ページが指摘しているとおり、粉末は輸送や保管の間に沈殿して密度が変わるため、袋の上のほうと下のほうで同じスプーン1杯の重さが違ってきます。
対策は、最初の数回だけキッチンスケールで測ることです。0.1g単位でなくてよく、1g単位のスケールで十分。自分のスプーンで「すり切り1杯が何g入るのか」を1度確認しておけば、以降はスプーンだけで済みます。この確認をしないまま毎回1.2倍の量を入れていると、33食分の袋が28回分ほどで終わる計算になり、1食あたりのコストも上がってしまいます。
1食あたりいくらになる?内容量別のコスパを計算した
プロテインは1袋の値段ではなく、1食あたりいくらかで比べるのが正解です。マイプロテインは内容量の選択肢が多く、袋のサイズで1食単価がかなり動きます。公式サイトに表示されている価格と食数から、ミルクティー系の1食単価を計算しました。
通常価格と販売価格が二重で表示される仕組みを理解する
マイプロテインの商品ページでは、多くのSKUで通常価格と割引後の販売価格が並んで表示されます。たとえば黒糖ミルクティー1KG(33食分)は通常価格7,975円ですが、2026年9月時点では販売価格5,590円で並んでいます。通常のミルクティー840g(30食分)も通常価格8,870円に対し、販売価格6,225円です。
この二重表示があるため、他社製品と比べるときに基準を揃えないと比較が成立しません。セール価格は時期によって変動するので、恒常的な比較をしたいなら通常価格を、いま買うかどうかを判断したいなら販売価格を見る、と使い分けるのが実務的です。
注意点として、割引率は内容量ごとに違います。同じフレーバーでも250Gは通常価格3,225円に対し販売価格2,040円、2.61kg(90食分)は通常価格25,380円に対し販売価格17,780円と、値引きの幅が揃っていません。「大きい袋を買えば必ず得」とは限らないので、購入時点の表示を必ず確認してください。
袋が大きいほど1食単価は下がる|ただし例外もある
公式サイトの表示価格を食数で割った、通常価格ベースの1食単価が以下です。いずれも1円未満は四捨五入しています。
| 製品・内容量 | 通常価格 | 通常価格ベースの1食単価 |
|---|---|---|
| 黒糖ミルクティー 250G(8食分) | 3,225円 | 403円 |
| ミルクティー 840g(30食分) | 8,870円 | 296円 |
| 黒糖ミルクティー 1KG(33食分) | 7,975円 | 242円 |
| 黒糖ミルクティー 2.61kg(90食分) | 25,380円 | 282円 |
| ミルクティー 2.5KG(83食分) | 17,975円 | 217円 |
| アイソレート ミルクティー 1KG(33食分) | 11,450円 | 347円 |
| 国内製造 リッチ ミルクティー 1kg(33食分) | 5,490円 | 166円 |
| 国内製造 リッチ ミルクティー 2.5kg(83食分) | 12,190円 | 147円 |
この表で目を引くのが、黒糖ミルクティーの2.61kg(90食分)です。1食単価282円で、1KG(33食分)の242円より高くなっています。通常価格ベースでは、いちばん大きい袋が最安にならないケースがあるということです。
使い方としては、まず自分が飲む頻度から必要な食数を出し、その食数を満たす選択肢の1食単価だけを比べてください。週3回なら1か月で12食程度なので、250G(8食分)や840g(30食分)で回るはずです。注意点は賞味期限と保管です。大袋は開封後の期間が長くなるので、湿気の少ない場所に置き、スプーンを濡れた手で触らないようにしてください。
国内製造版は割引に頼らず、表示価格のまま1食166円
1食単価の表でいちばん低いのが、Impact ホエイ プロテイン(国内製造) のリッチ ミルクティーです。1kg(33食分)が5,490円で1食166円、2.5kg(83食分)が12,190円で1食147円。しかもこの製品ラインは、通常価格と販売価格が同額で表示されています。
この価格差が生まれる背景は製品ラインの位置づけの違いです。国内製造版は日本の食品衛生法および食品表示法に基づいて栄養成分・アレルゲン情報が表示されており、1食30gあたりエネルギー118.5kcal・たんぱく質20.6g・脂質1.9g・炭水化物4.3g、BCAAが4986mg(バリン1296mg、ロイシン2274mg、イソロイシン1416mg)と、アミノ酸の内訳まで開示されています。アミノ酸スコアは100です。
選び方としては、セールのタイミングを待たずに買いたい人、表示のわかりやすさを重視する人には国内製造版が向きます。ただしフレーバーの選択肢は限られていて、ノンフレーバー、リッチ いちごミルク、リッチ チョコレート、リッチ ミルクティー、リッチ 黒糖ミルクティーの5種類のみ。桜ミルクティーのような季節フレーバーは、この製品ラインには用意されていません。
意外と知られていない、「まずい」と言われる本当の理由
ミルクティー味の口コミを追いかけると、「紅茶花伝みたいでおいしい」という声と「薬品っぽい」という声が同居しています。この落差は好みの問題だけではありません。実は原材料の構成と、水の量の組み合わせで説明がつく部分が大きいのです。
紅茶エキス6%は「紅茶らしさ」と「渋み」を同時に持ち込む
通常のミルクティーが紅茶エキスを6%配合していることは、味の面では両刃です。香料だけで作った紅茶風味と違い、茶葉の抽出物そのものが入っているので、紅茶らしい香りが出る一方で、渋みの成分も一緒に入ってきます。
ここで水の量が効いてきます。公式の指定は28gを250mlですが、これを350mlや400mlに増やすと、甘味料の甘さは薄まる一方で、渋みや香料の輪郭は残りやすい。結果として「甘くないのに変な後味がする」という印象になります。「薬品っぽい」という感想の一部は、この薄めすぎが原因です。
対処法は逆方向で、まず公式どおりの250mlに戻すこと。それでも渋みが気になるなら、水ではなく牛乳で割ると乳脂肪が渋みをまるめてくれます。注意点は、牛乳を使うと当然カロリーが乗ること。減量中で牛乳を避けたい場合は、水の量を250mlより少し減らして濃いめに作るほうが、薄めるより後味は整います。
黒糖ミルクティーは甘さの設計そのものが別物
黒糖ミルクティーで「甘すぎる」という感想が出やすいのは、味の設計が紅茶主体ではなく黒糖のコク主体だからです。原材料に紅茶エキスの表示がなく、香料とリンゴ抽出物で風味を組み立てているぶん、紅茶の渋みによる引き締めがありません。
数字にも表れていて、1食あたりの糖類は通常のミルクティーが1.4g、黒糖ミルクティーが1.5g。差はわずかですが、甘味料と香料の設計が甘さ寄りに振られているため、体感の甘さは数字以上に違います。タピオカドリンクが好きな人には刺さり、甘い飲み物が苦手な人には重く感じられる、という分かれ方をします。
選び分けの目安としては、普段ブラックコーヒーや無糖の紅茶を飲む人は通常のミルクティー、加糖の飲み物を日常的に飲む人は黒糖ミルクティー。注意点は、8食分の250Gが用意されているのは黒糖ミルクティーだけということ。甘さの好みに自信がない人は、小容量が選べる黒糖ミルクティーで一度試してから大袋に進むという順番が取れます。
甘すぎると感じたら、水を増やすより粉を減らす
甘さの調整でよくやってしまうのが、粉の量はそのままで水だけを増やす方法です。これは前述のとおり、甘さだけが薄まって渋みや香料が残るので、かえって飲みにくくなります。
正しい方向は、粉と水の比率を保ったまま両方を減らすことです。たとえば1食28gを250mlで飲んでいる人が甘さを抑えたいなら、粉を20g程度にして水も比例して減らします。たんぱく質の摂取量は落ちますが、味のバランスは崩れません。1日に必要なたんぱく質は食事全体で考えるものなので、1杯で20g摂ることにこだわる必要はありません。
厚生労働省のe-ヘルスネットは、たんぱく質を「筋肉・臓器・皮膚・毛髪などの構成成分であり、ホルモン・酵素・抗体などの機能成分にもなる栄養素」と説明し、主な供給源として豆類・卵・肉・魚などを挙げています。プロテインパウダーはあくまで食事で足りないぶんを補うもの。日本人の食事摂取基準(2025年版)で示されているたんぱく質の推奨量は18〜64歳の男性で65g/日、18歳以上の女性で50g/日とされており、この枠を食事とプロテインでどう分けるかという発想のほうが、1杯の濃さより結果に効いてきます。
味が合わないと感じたときの調整順は、①公式どおり250mlに戻す → ②水を牛乳に替える → ③粉と水を同じ比率で減らす、の順です。水だけを増やす調整は甘さだけが抜けて後味が悪くなるため、最後の手段にしてください。なお、たんぱく質の摂取量は1杯で完結させず、1日の食事全体で組み立てるのが基本です。
目的別に選ぶなら|他社の紅茶系プロテインとの違いも見ておく
ここまでの数字を、読者のタイプ別に整理します。ミルクティー系のプロテインはマイプロテイン以外にもあるので、選択肢を並べたうえで判断するほうが納得感があります。
減量中で脂質を削りたいならアイソレート、コスパ最優先なら国内製造版
目的がはっきりしている人ほど、選ぶべきラインは絞れます。脂質と乳糖を減らしたいならImpact ホエイ アイソレートのミルクティー、価格を最優先するならImpact ホエイ プロテイン(国内製造) のリッチ ミルクティーです。
根拠は数字にあります。アイソレートはノンフレーバー基準で1食30gあたり脂質0g・炭水化物1.1g・たんぱく質25g。WPCの1食28gあたり脂質1.7g・たんぱく質20gと比べると、余分な栄養素を削ってたんぱく質だけを残した構成です。一方の国内製造版は1食166円(1kg・33食分)で、通常価格ベースではミルクティー系のなかで最も低い1食単価になります。
気をつけたいのは、この2つが両立しないことです。アイソレートのミルクティー1KGは通常価格11,450円で1食347円。脂質0gという表示を取りに行くと、1食単価は跳ね上がります。減量期の数週間だけアイソレートに切り替え、オフシーズンはWPCや国内製造版に戻す、という使い分けが現実的です。
| 目的・シーン | おすすめの選択 | 通常価格ベースの1食単価 |
|---|---|---|
| まず味を試したい | 黒糖ミルクティー 250G(8食分) | 403円 |
| 紅茶らしさを重視して続けたい | ミルクティー 840g(30食分) | 296円 |
| 価格を最優先したい | 国内製造 リッチ ミルクティー 2.5kg(83食分) | 147円 |
| 減量期に脂質を削りたい | アイソレート ミルクティー 1KG(33食分) | 347円 |
| 春だけの味を楽しみたい | 桜ミルクティー 1KG(33食分) | 通常価格7,975円 |
大豆でとりたいなら、ザバス ソイプロテイン100 ミルクティー風味という選択肢
ミルクティー系はホエイだけではありません。明治のザバス ソイプロテイン100 ミルクティー風味は、脱脂大豆たんぱくを主原料にした900gの製品です。乳製品でお腹がゆるくなる人や、植物性たんぱく質を選びたい人には有力な代替になります。
数字を並べると興味深い一致があります。ザバス ソイプロテイン100 ミルクティー風味は1食28gあたりエネルギー106kcal・たんぱく質20.0g・脂質1.2g・炭水化物4.0g。マイプロテインの通常ミルクティーは1食28gあたり106kcal・たんぱく質20g・脂質1.7g・炭水化物2.6g。1食分のグラム数もエネルギーもほぼ同じで、差は脂質と炭水化物の内訳に出ています。ザバス側は原材料に紅茶エキスパウダーが入り、たんぱく含量75%、アミノ酸スコア100、4種のビタミンB群+ビタミンC+ビタミンDが配合されています。
選び分けの目安は、原料をホエイにするか大豆にするかという1点です。乳製品で不調が出る人は大豆側、吸収の速さを重視する人はホエイ側という整理になります。注意点として、ザバス ソイプロテイン100 ミルクティー風味は明治公式サイトに希望小売価格が掲載されていないため、価格は販売店ごとに確認が必要です。紅茶系プロテインの選択肢をもう少し広げたい方は、下の記事もあわせてどうぞ。

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季節フレーバーに手を出すときの注意点
桜ミルクティーのような季節フレーバーは、味の新鮮さという意味では魅力的ですが、買い方には注意が必要です。結論としては、メインの1袋を確保してから追加で買うものと考えてください。
理由は供給の不安定さです。桜ミルクティーは公式サイトの桜シリーズに並ぶ春の限定フレーバーで、内容量も1KG(33食分)の一択。気に入っても翌シーズンまで同じものが買える保証はありません。栄養成分は1食30gあたり112kcal・たんぱく質21g・脂質1.7g・糖類1.6gと、黒糖ミルクティーに近い水準です。
使いどころは、定番フレーバーに飽きてきたタイミングです。同じ味を毎日続けると続かなくなる人は多いので、メインの大袋に季節フレーバーを1袋足して交互に飲むと、消費ペースが落ちにくくなります。注意点は在庫で、公式サイトの表示は時期によって変わります。買えるうちに確保するか、次のシーズンを待つかの判断は購入時点の表示で行ってください。
まとめ:マイプロテインのミルクティー選びで迷わないための整理
最初の一歩としておすすめしたいのは、いきなり大袋を買わずに黒糖ミルクティー250G(8食分)で甘さの方向性を確かめることです。ここで「甘さが強い」と感じたなら紅茶エキス6%の通常ミルクティーへ、「ちょうどいい」と感じたなら黒糖の1KGへ進めばいい。8回ぶんで自分の好みが分かるなら、大袋を持て余すリスクを避けられます。味が決まったら、あとは1食単価の表を見て、自分が飲む頻度に合う内容量を選ぶだけです。
※本記事の栄養成分・原材料・価格は、マイプロテイン公式サイトおよび明治公式サイトの2026年9月6日時点の表示に基づきます。価格・在庫・フレーバーの取り扱いは変動しますので、購入前に公式サイトでご確認ください。たんぱく質の役割や摂取の考え方については厚生労働省 e-ヘルスネットも参考になります。体調に不安がある場合は医師や薬剤師にご相談ください。

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